• 射出成型機

10年前の３Dプリンターの状況と同じく、流通はあまり多くはありません。大量生産向けに先行投資が前提となっている技術であるため、一般家庭に普及するにはまだ長い道のりがあります。
しかし、最近では比較的低価格な小ロット向けの卓上射出成型機が存在します。オリジナルマインド社の「INARI」や、有志エンジニアHAL900（@Hal900H）氏が開発した卓上射出成型機「TAIYAKI」があります。

詳しくはこちらのページで解説していますので、併せてお読みください。

• SLA 3Dプリンタ

Elegoo Saturn 3など光造形タイプのもの

SLA造形方式の３Dプリンターは高価ですので、使用頻度が高くない方にはDMMの造形サービスDMM.makeの利用をお勧めします。

• 耐熱性光造形レジン

Phrozen TRシリーズやSiraya Tech Sculptなど

250～300度くらいの耐熱性があると安心です。

• レジンの洗浄機

硬化しなかった樹脂を洗い流すのに必要です。

• レジンの追硬化機

英語ではCureする、なんて表現します。
造形時に硬化させて固体にしていますが、表面をきっちり硬化させることで印刷物の強度がぐんと上がります。

洗浄機と追硬化機が一体になっている2 in 1タイプも販売されています。

• 目の細かい紙やすり

800～1200番程度のもの

造形した樹脂金型を整えるのに使用します。
目が荒いと削りすぎて溝ができてしまうため、少しずつ削って整えましょう。

• 樹脂金型の金属製ハウジング／

３Dプリンタで作成した型を補強して使用するための治具です。

プラスチックの射出には膨大な力が必要となるため、ハウジングを使用せずに熱したプラスチックを抽入すると、耐熱性樹脂製であってもこの力に耐えられずに１回の使用で破損してしまいます。

また、金属製のハウジングを挟むことで射出ノズルの高熱が樹脂金型に直接伝わるのを防いでくれます。樹脂金型の耐用年数を延命できます。